「投げる」力を付けよう!
2021年11月8日 10時32分11月8日(月)
毎年行っている体力テストの結果からは、
子どもたちの体力低下の問題が浮き彫りになります。
特に「投げる」力の低下は深刻です。
今から30年~50年前は、近所の空き地でよく野球をしたり、
川で小石を投げて遊んだりした光景がよく見られました。
そんな遊びの中で、ボールの投げ方を知らず知らずのうちに習得できていたのかも知れません。
今は遊びの環境も変わり、様々な運動感覚を磨いたり体力を向上させたりするためには、
学校の体育授業がとても重要になってきます。
3~6年の複式体育授業では、
「投げる」ことに重点を置いた授業を展開しています。
まずは、扱いやすい小さいボールでキャッチボール
一人一人に投げるポイントを理解させ、
動きの習得に時間を費やします。
友達や上学年の上手な動きを参考に
キャッチする動きも少しずつ身に付いてきました。
そして、ルールを工夫したベースボール型のゲーム
バットで打つのではなく、手で投げて塁を回ります。
以前よりも少しでも遠くへ投げられるようになった児童からは
「前より投げられたのがうれしい。」
「ゲームでもっと遠くへ投げてみたい。」
と、いろいろな感想を聞くことができました。
まずは様々な運動に親しみ、感覚を磨きながら
できる喜びを味わえるような授業改善や生活環境を作りたいと思います。