火災避難・消火訓練
2022年12月6日 16時25分5校時、幼稚園・小学校で火災が発生したことを想定した避難訓練を実施しました。
火災発生を知らせる放送の後、続けて避難を呼び掛ける放送がかかると全員避難を始めました。火災ということで煙を吸わないようにマスクで口元を押さえながら速やかに運動場へ避難しました。
避難が完了した後、3・4年生が属する少年消防クラブによる消火訓練です。消火器を使用する際の合言葉である「ピ=“ピンを抜く”」「ノ=“ノズルを持つ”」「キ=“気合いを入れる”」「オ=“押す”」を動作と共に実演しました。
今回御指導いただいた東温市消防署の消防士の方からは、燃焼や消火についてたくさん大切なことを教えていただきました。燃焼する条件としては、“可燃物(燃える物)”、“着火源(ガスなど)”、“酸素”の3要素が挙げられ、このうちのどれか1つでも欠けていれば燃焼は起こりません。つまり、消火したいときは3要素のうちどれか1つでも除去すればよいとのことでした。避難する際に部屋の窓を閉めるのは、酸素を取り込まないためです。
また、天ぷら油の発火実験を実演していただきました。油が発火する温度は360℃に至り、発火した際に消火のために水をかけてしまうと、より炎が強くなりました。消火のためには、湿らした布で覆うとよいことが分かりました。火災の恐ろしさや消火する際に大切なことを学ぶことができました。
これからストーブを使用したり、料理でガスなどを使う場面が増えてくる時期です。家庭でも火気の取り扱いに気を付けて安全に過ごしていただきたいと思います。